ノバルティス ファーマは、他の分子標的薬が有効でなかった進行腎細胞癌を対象にしたmTOR阻害剤であるエベロリムス(RAD001)のフェーズIII国際共同臨床試験RECORD-1に参加していたことをこのほど明らかにした。わが国でも試験は、有効中止となり、プラセボ群にもエベロリムスの投与が開始されるという。スイスNovartis社は米国、欧州での申請を今年後半に行う計画であることを明らかにしているが、ノバルティス ファーマは国内における申請時期は未定としている。

 RECORD-1試験は、12カ国で400人以上の進行腎細胞癌患者を対象に実施されていた。2月28日に行われた中間解析で、プラセボ投与群に比べて有意に無増悪生存期間の延長が確認されたことから、独立したデータモニタリング委員会が試験を中止させた。