乳癌の術後補助療法として抗体医薬トラスツズマブ(商品名「ハーセプチン」)と分子標的薬ラパチニブを投与するフェーズIII臨床試験ALTTOの米国における試験が開始された。2月29日に米国立がん研究所(NCI)が発表したもの。わが国では昨年7月から実施されている。

 ALTTO試験は、早期の乳癌の治療薬としての両製剤の使い方を模索するもの。世界50カ国で8000例を対象に行われている。

 臨床試験は、手術を受けた1期、2期の乳癌患者をトラスツズマブを投与する群、ラパチニブを投与する群、トラスツズマブとラパチニブの両方を投与する群に分けて行なわれている。さらに、トラスツズマブとラパチニブの両方を投与する群は、最初から両製剤を投与する群と、まずトラスツズマブを投与して、その後ラパチニブを投与する群に分けられている。52週間の投与を受ける。