英AstraZeneca社のホルモン抵抗性の前立腺癌治療薬ZD4054のフェーズIII臨床試験が、わが国も含めた国際共同治験として開始されたことがこのほど明らかとなった。ZD4054は特異的エンドセリンA(ETA)受容体拮抗薬で、骨転移のあるホルモン抵抗性前立腺癌患者を対象にしたフェーズII臨床試験EPOCで、全生存期間を延長し、死亡リスクを低減させることが明らかとなっていた。

 開始されたフェーズIII臨床試験は、ENTHUSE(Endothelin A USE)と呼ばれる試験で、3種類の試験から構成されている。非転移性のホルモン抵抗性前立腺癌患者を対象にZD4054とプラセボを比較する試験と、転移性のホルモン抵抗性前立腺癌患者を対象にZD4054とプラセボを比較する試験、さらに転移性のホルモン抵抗性前立腺癌患者を対象にZD4054とドセタキセルの併用投与とドセタキセル単独投与を比較する試験で、これらの試験ではZD4054は1日1回10mgが投与される

 わが国で開始されたフェーズIII試験はENTHUSE試験3種類のうち、非転移性のホルモン抵抗性前立腺癌患者を対象にZD4054とプラセボを比較する試験と、転移性のホルモン抵抗性前立腺癌患者を対象にZD4054とプラセボを比較する試験の2種類が行われている。