転移性膀胱癌ゲムシタビンイリノテカンの併用が有効である可能性が示された。小規模なフェーズII臨床試験の結果、明らかになったもの。成果は米国臨床腫瘍学会などが2月14日から16日にサンフランシスコで開催したGenitourinary Cancers Symposiumで米Medical University of South CarolinaのU.B. Chaudhary氏によって発表された。

 フェーズII臨床試験は、2次元的な解析が可能な移行上皮膀胱癌患者を対象に、3週間おきに1日目と8日目にゲムシタビン1000mg/m2とイリノテカン100mg/m2を投与した。現在までに16人の患者が登録され、13人が効果の評価が可能だった。被験者の年齢中央値は68.5歳(52-82)で、リスク分類は低リスクが8人で中間リスクが8人だった。2人の患者は化学療法を受けた経験があった。投与サイクル数の中央値は4だった。

 試験の結果、完全奏効(CR)が2例、部分奏効(PR)が6例、安定状態(SD)が4例、進行(PD)は1例だった。無増悪生存期間中央値は、8.78カ月(95%信頼区間 5.98-15.38)で、全生存期間中央値は、13.51カ月(95%信頼区間 8.02-21.93)だった。

 毒性は、発熱性好中球減少が2例、グレード3/4の好中球減少症が4例、グレード3/4の下痢が2例、グレード3・/4の倦怠感が1例、グレード3/4の吐き気/嘔吐が2例、グレード3/4の神経毒性が1例だった。