スイスHoffmann-La Roche社はこのほど、慢性リンパ性白血病CLL)において、キメラモノクローナル抗体製剤であるリツキシマブと標準的な化学療法の併用は、化学療法のみの場合に比べて無増悪期間を有意に延長できることが、国際的なフェーズIII臨床試験で示されたと発表した。

 リツキシマブはB細胞表面のCD20抗原に特異的に結合する抗体医薬。CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫の治療薬で、日本での商品名は「リツキサン」。

 今回の結果は、11カ国203ヵ所で行われた「CLL8」と名づけられた試験によるもの。初回治療として、CLL患者817人を、フルダラビンとシクロホスファミドによる化学療法にリツキシマブ(欧州での商品名「MabThera」)を併用する群と、化学療法のみの群に無作為に割り付けた。

 主要エンドポイントを併用による無増悪期間の35%増加としたところ、このエンドポイントを達成した。詳細に関しては今後、国際学会等で発表される見込みだ。