膀胱癌の手術として根治的膀胱切除術を受けた場合、術後にチューインガムを噛むことで腸運動の回復が半日程度早まる可能性が示された。これは、米North Carolina大学の研究グループによるもので、成果はUrology誌の12月号に掲載された。

 既に、同研究グループでは、膀胱切除術後の患者に対して、腸の回復を早めるために、一日に3枚程度のチューインガムを噛ませているという。

 今回の研究は、2004年7月から2005年8月に膀胱切除術を受けた患者51人を対照群として、2005年9月から2006年7月に手術を受けた患者51人にチューインガムを噛ませて、術後の回復を比較したもの。

 その結果、ガムを噛んだグループでは、術後に初めてのおならが出るまでの時間は2.4日、対照群では2.9日であった。また、腸の蠕動運動が回復するまでの時間は、ガム群で3.2日、対照群で3.9日となり、腸の回復が、ガムを噛むことで半日程度早まることが明らかになったという。ただし、入院期間は、2つのグループで差が出ていなかった。