局所進行、転移性の胃腺癌または胃食道接合部腺癌シスプラチンドセタキセルに加えてセツキシマブを投与することが有効である可能性が明らかとなった。フェーズII臨床試験であるDOCETUX試験の予備的な解析で示されたもので、1月25日から27日に米国オーランドで開催された2008 GASTROINTESTINAL CANCER SYMPOSIUM(ASCO GI)でイタリアS.Orsola-Malpighi HospitalのCarmine Pinto氏によって発表された。

 フェーズII臨床試験は、2006年12月から2007年12月までに登録された48人(男性が34人)を対象に行われた。このうち胃腺癌患者が40人で胃食道接合部癌は8人だった。被験者にはセツキシマブを1週目に400mg/m2投与し、2週目から18週目まで週当たり250mg/m2投与した。シスプラチン75mg/m2とドセタキセル75mg/m2を3週間サイクルの1日目に投与する方法で6サイクル投与した。18週が終わった時点で完全奏効(CR)、部分奏効(PR)、安定状態が得られた場合にはセツキシマブだけを週当たり250mg/m2の投与を続けた。抗腫瘍効果は6週おきにCTスキャンによって測定した。

 試験の結果、効果の測定が可能であった42人中、2.4%に当たる1例がCR、38.1%に当たる16例がPRとなり、奏効率は40.5%(95%信頼区間25.7-55.3)となった。安定状態(SD)には38.1%に当たる16例がなった。3カ月時点での無増悪生存率は80% (95%信頼区間64.3-95.7)だった。

 治療開始後60日以内に死亡した例が3件あり、腸閉塞、胃出血、病気の進行が1例ずつだった。血液学的な毒性は、グレード3/4のものが好中球減少症(45.8%)、発熱性好中球減少症(22.9%)、貧血(6.25%)、血小板減少症(2.1%)だった。非血液学的な毒性はグレード3/4のものが無力症(22.9%)、嘔吐(8.3%)、口内炎(6.3%)などだった。皮膚毒性はグレード1から3のものが79%に見られ、グレード2以上だったのは31.3%だった。