三菱重工業は、1月22日、高い機械精度を持ち、医師や技師による照射の際の作業や照射部位の位置決めなどを支援する機能を盛り込んだ新しい放射線照射装置について、厚生労働省から製造販売承認を1月16日に取得し、積極的な営業活動を開始すると発表した。

 この新しい装置を使うと、画像により腫瘍の位置を確認して、正常組織に放射線が照射されるのをできるだけ回避し、腫瘍組織だけに放射線を照射するための作業がより簡便にできることになる。従来の放射線照射装置では、照射精度を維持するために手間や時間が必要だったという。

 同社が京都大学、先端医療センターと開発したのは、高精度画像誘導放射線照射装置(線形加速器システム MHI-TM2000)と呼ばれるもの。特徴は、(1)装置をリング構造にして高い機械精度を持たせた(2)X線照射口に首振り機構を持ち、照射方向を微修正できる機能を搭載(3)治療用とは別にX線イメージングシステムを2対搭載していることから体内を立体的に把握して患部に照射照準を合わせられる機能を持つ、という点だ。

 装置の販売、サービスは、2005年10月に設立した合弁会社であるMHIメディカルシステムズが担当している。