米Kosan Biosciences社は、1月15日、同社の第二世代のHSP90阻害剤alvespimycinのHER2陽性転移性乳癌を対象にしたフェーズII臨床試験を開始したと発表した。alvespimycinは複数の癌遺伝子とHER2を含む乳癌の細胞内情報伝達経路を阻害できる可能性が明らかになっている。また、昨年9月にサンフランシスコで開催された米国臨床腫瘍学会の乳癌シンポジウムで、進行HER2陽性乳癌患者を対象にトラスツズマブと併用でalvespimycinを投与することで、有望な抗腫瘍効果が得られたことが発表されている。

 開始されたフェーズII臨床試験は、転移性の乳癌患者でトラスツズマブ投与を受けたことのない(12カ月以上前に術後補助療法として投与した場合を除く)患者を対象に単剤でalvespimycinを投与し、安全性と抗腫瘍効果を調べようというもの。東欧で2段階からなる試験として、上限30人の患者で実施する計画。alvespimycin80mg/m2の3週間毎週投与を4週おきに繰り返す。