米Nektar Therapeutics社は、1月8日、大腸癌を対象にNKTR-102を評価するフェーズII臨床試験を開始すると発表した。NKTR-102は、ポリエチレングリコール(PEG)修飾したイリノテカンだ。

 フェーズII臨床試験は、NKTR-102の安全性と効果を評価する試験。今回開始するのは、イリノテカン治療を受けたことがない大腸癌患者のセカンドライン治療としてセツキシマブとNKTR-102を併用する。対照は、標準的なイリノテカン治療とセツキシマブとの併用だ。

 まず、標準的な治癒的療法に抵抗性となってしまった場合と緩和療法を行っている場合の多種の固形癌を対象としたオープンラベル用量設定フェーズIIa試験を行い、その後、転移性大腸癌のセカンドライン治療としてオープンラベルランダム化フェーズIIb試験を行う計画だ。今年半ばには世界40施設で実施する予定。フェーズI臨床試験の結果は、今年2008年中に学会発表するとしている。