グラクソ・スミスクラインは、12月14日、「再発又は難治性のT細胞急性リンパ性白血病(T-ALL)、T細胞リンパ芽球性リンパ腫(T-LBL)」の適応を取得した抗癌剤「アラノンジー」(一般名:ネララビン)が薬価収載されたと発表した。同日、発売を開始した。

 ネララビンは、9-β-D-アラビノフラノシルグアニン(ara-G)の水溶性プロドラッグ。静脈内投与した場合、体内でara-Gに変換される。ara-Gが細胞内に取り込まれるとara-GTPという物質にさらに変換され、DNA合成を阻害する。ara-Gは、T細胞に高い選択性を示すため、T細胞急性リンパ性白血病やT細胞リンパ芽球性リンパ腫の細胞に取り込まれ、副作用が少ないと期待される。

 「アラノンジー」は、250mgで5万2540円。成人の場合、ネララビンとして1500mg/m2(体表面積)を1日1回2時間以上かけて点滴する。これを1、3、5日目に投与し、その後、16日間休薬する21日1クールの投与法。小児の場合は、ネララビンとして650mg/m2を1日1回1時間以上かけて点滴する。これを5日間連日投与し、16日間休薬する21日間1クールの投与法だ。

 急性リンパ性白血病は、小児において最も多い癌で、癌と診断される15歳以下の小児の40%が急性リンパ性白血病であることが知られている。リンパ芽球性リンパ腫は、非ホジキンリンパ腫の一種で、小児や若年成人で発症例が多い。