末梢T細胞リンパ腫に、インターロイキン2(IL2)にジフテリア毒素を結合させた製剤であるDenileukin Diftitox(商品名「ONTAK」)とCHOP療法(シクロフォスファミド、塩酸ドキソルビシン、ビンクリスチン)を併用することで、高い抗腫瘍効果が得られることが臨床試験の中間解析の結果明らかとなった。12月8日から11日にアトランタで開催された米国血液学会で、米Yale Medical SchoolのFrancine Foss氏が発表した。

 臨床試験は米国内の15施設で行なわれた。組織学的に末梢T細胞リンパ腫と診断された患者を対象に、3週間を1サイクルとする投与法で治療を行なった。Denileukin Diftitoxは1日目と2日目に体重1kgあたり18μgを投与、CHOP療法は3日目に行った。2サイクルごとに治療効果の評価を行い、増悪した患者は試験から離脱させ、最高で6サイクルまで投与を実施した。

 現在までに45人の患者が登録され、36人が治療効果の判定が可能だった。その結果、完全寛解(CR)が22人、不確定完全寛解(CRu)が6人で両者を合わせた割合は78%に上った。また、部分寛解(PR)が5人で、全体の奏効率は92%となった。33人の患者が生存しており、生存期間中央値と無増悪生存期間中央値はまだ到達していない。33人の奏効した患者のうち11人が増悪したが、奏効期間中央値も到達していない。

 副作用のほとんどのものは軽度から中等度のもので、治療に関連した副作用として報告が多かったものは、倦怠感(52%)、吐き気(32%)、感覚神経障害(30%)、貧血(27%)などだった。