イマチニブ抵抗性または不耐容となった慢性期の慢性骨髄性白血病CML)患者にダサチニブを投与して、2年間フォローアップした結果、高い効果が維持されていることが明らかになった。12月8日から11日にアトランタで開催された米国血液学会で米国Dana-Farber Cancer InstituteのRichard M. Stone氏が発表した。

 試験は387人の患者を対象にしたもので、患者は週2回70mgのダサチニブの投与を受けた。奏効が十分でない場合には週2回90mgまでの増量を、毒性の問題がある場合には週2回50mgまたは40mgまでの減量を可とした。登録された患者はイマチニブ抵抗性の患者が288人、不耐容の患者が99人だった。イマチニブによる治療で血液学的完全寛解を得た患者が82%、細胞遺伝学的大寛解を得た患者が37%、細胞遺伝学的完全寛解を得た患者が19人だった。40%の患者がBCR-ABL遺伝子に突然変異を有していた。

 その結果、24カ月時点で、患者の62%で細胞遺伝学的大寛解が得られ、フィラデルフィア染色体が0%となる細胞遺伝学的完全寛解には53%の患者が到達した。分子遺伝学的な大寛解も47%の患者で得られた。細胞遺伝学的大寛解になった患者は、24カ月時点で88%がその状態を維持していた。無増悪生存率は12カ月時点で91%、24カ月時点で80%、全生存率は12カ月時点で97%、24カ月時点で94%だった。

 イマチニブ抵抗性の患者で選別すると、24カ月時点で細胞遺伝学的大寛解を得ている患者は55%、細胞遺伝学的完全寛解を得ている患者は45%、分子遺伝学的大寛解を得ている患者は37%だった。無増悪生存率は12カ月時点で88%、24カ月時点で75%だった。全生存率は12カ月時点で96%、24カ月時点で92%だった。

 イマチニブ不耐容の患者で選別すると、24カ月時点で細胞遺伝学的大寛解を得ている患者は82%、細胞遺伝学的完全寛解を得ている患者は78%、分子遺伝学的大寛解を得ている患者は78%だった。細胞学的大寛解を得た患者は24カ月時点で97%がその状態を維持していた。無増悪生存期間は12カ月時点で98%、24カ月時点で94%だった。全生存率は12月時点で100%、24カ月時点で100%だった。

 グレード3/4の血球減少は、24カ月時点で、白血球減少が27%、好中球減少が50%、血小板減少が49%に見られたが、この割合は12カ月時点で報告されているものとほぼ同じだった。