英AstraZeneca社は11月30日、血管新生阻害作用と上皮細胞受容体チロシンキナーゼ(EGFR-TK)阻害作用を併せ持つ経口抗癌剤である「ZACTIMA」(ZD6474、一般名vandetanib)の非小細胞肺癌を対象にしたフェーズIII試験のうち、1つの試験の患者登録が完了したと発表した。ZACTIMAは、「イレッサ」(一般名ゲフィチニブの)後継品と考えられている製剤。

 フェーズIII臨床試験の患者登録が終了したのは、EGFR-TK阻害剤の「タルセバ」(一般名エルロチニブ)とZACTIMAの抗腫瘍効果を比較するZEST(study57)と呼ばれている試験。多施設無作為化二重盲検試験で、局所進行あるいは転移性の非小細胞肺癌患者の、セカンドラインとしての効果を比較する。1150人以上の患者で全生存と無増悪生存を調べる。試験結果は2008年に明らかになる予定。

 ZACTIMAのフェーズIII国際試験はZEST試験以外に3本行なわれている。セカンドライン治療として、ZACTIMAを「アリムタ」(一般名ペメトレキセド)と併用するZEAL(study36)、「タキソテール」(一般名ドセタキセル)と併用するZODIAC(study32)、サードライン、フォースライン治療として、ZACTIMAに支持療法(BSC)を行なった群とプラセボに支持療法を行なう群を比較するZEPHYR試験(Study 44)が実施されている。わが国ではZODIAC試験の一部が行なわれている。