米Vertex Pharmaceuticals社と米Merck社は11月20日、慢性骨髄性白血病(CML)などを対象に開発を進めているオーロラキナーゼ阻害剤MK-0457の患者登録を一時中断すると発表した。予備的な安全性の確認でQTc延長が1人の患者で確認されたため。最終的な安全性と効果の解析も延期される。また、最近開始されたCMLとフィラデルフィア染色体陽性ALLを対象にMK-0457とダサチニブを併用するフェーズI臨床試験も一時中断されている。MK-0457は既存のCML治療薬では効果がないT315Iと呼ばれる突然変異に効果があると期待されている製剤だが、実用化に向けて雲行きが怪しくなってきた。

 MK-0457はT315I変異を含むCMLまたはフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ球性白血病(ALL)を対象にフェーズ2試験が、進行白血病を対象にフェーズI臨床試験が行なわれている。現在、試験中の患者については、QTc延長の出現をモニタリングしながら投与を継続する可能性があるという。