早期乳がんの術後薬物療法として、タモキシフェンを投与された患者では、アロマターゼ阻害剤のエキセメスタンに比べて、ホットフラッシュが継続しやすいことが確認された。一方、エキセメスタンでは、骨・関節の痛みが生じやすかった。

 これは、米Oncology Research社が米Pfizer社の支援の元に行った臨床試験の結果だ。成果は、Clinical Oncology誌の10月20日号に発表された。

 今回の研究は、1614人のホルモン感受性早期乳癌患者を対象に、ランダム化二重盲検試験として、タモキシフェンとエキセメスタンの術後薬物療法に伴う副作用を比較した。

 その結果、タモキシフェン群では、膣からの分泌が増え、エキセメスタン群では、骨・関節の痛みや、膣の乾燥を訴える患者が多かった。また、不眠もエキセメスタン群で少し多くみられたという。不正出血、気分の変動、活力の減少は、両群で差はなかった。

 ホットフラッシュに関しては、両群とも薬剤の投与開始3カ月後頃が一番症状が厳しく、その後、症状は減少することが確認された。ただし、薬剤投与開始後12カ月の時点でも、タモキシフェン群ではエキセメスタンに比べてホットフラッシュが残る傾向がみられた。