米Schering-Plough社は、10月31日、EORTC(European Organisation for the Research and Treatment of Cancer)、NCIC(National Cancer Institute of Canada)と共同で進めていた、多形性膠芽腫GBM)に対するテモゾロミド(商品名「テモダール」)と放射線療法を組み合わせた化学放射線療法と放射線療法単独の生存率を比較するフェーズIII臨床試験の長期フォローアップ結果を発表した。

 2004年の段階で、放射線療法単独の12.1カ月と比較して、テモゾロミドを使う化学放射線療法の全生存期間中央値は14.6カ月だった(P<0.0001)。

 今回の長期フォローアップの結果、化学放射線療法群と放射線療法単独群の2年生存率は27.2%対10.9%、3年生存率は16.0%対4.4%、4年生存率は12.1%対3.0%だった。

 この試験は、18〜70歳で新たにGBMと診断された573人の患者を対象に、2000年7月から2002年3月まで行われたもの。テモゾロミド投与群は、75mg/m2/日を42日間(最大49日間)投与し、アジュバント療法として150〜200mg/m2/日を5日間投与して23日間休薬する28日を1クールとして6クール行った。プライマリーエンドポイントは全生存期間(OS)で、セカンダリーエンドポイントは無増悪生存期間(PFS)。

 テモゾロミドは、日本では、悪性神経膠腫の適応を取得している。

 成果の詳細は、第49回Annual Meeting of the American Society for Therapeutic Radiology and Oncology(ASTRO)で発表する。