富塚 太郎氏 Taro Tomizuka,MD
年齢 : 34歳(2008年1月現在)
現在の職業 : 大学院生
現在の勤務先 : ロンドン大学衛生熱帯医学大学院/政治経済学大学院
出身大学・学部・卒業年度 : 京都府立医科大学医学部医学科 1999年卒
臨床専門分野 : 家庭医療
留学先:London School of Economics & Political Science
+αの道に入る前の臨床経験年数 : 7年4カ月
+αの道に入った際の年齢 : 33歳
+αの道の種類 : ヘルスポリシー/医療政策
何故+αを選んだのか

 より多くの人の健康にかかわれる仕事がしたいという思いの下、家庭医としての地域診療活動から発展し、日本の医療環境をよりよくすることに貢献したいと考え、ヘルスポリシーを学ぶことを選びました。学生時代は国際保健協力フィールドワークフェローシップなどに参加しながら国際保健にかかわり日本よりも恵まれない環境にある多くの人々の役に立ちたいと考えていましたが、一方で自分の臨床能力を広く役に立つものにしたいと考え、プライマリケアを担当する家庭医療を専門に選びました。しかし、日本では家庭医のトレーニングや専門性、診療環境が確立されておらず、仲間とともに大変苦労した経験から、医療環境の整備・改善に政策面からかかわる必要性を感じ、医療政策を学ぶ決意をしました。

どのようにして+αの道に入ったのか

 医療政策を学ぶと決意し、自分の考えるよりよい医療制度とは?と考えたとき、スカンジナビア諸国や英国の医療が頭に浮かびました。これらの国を含めたヨーロッパで医療政策を体系的に学べる大学院を探していたのですが、当時はまだマネジメントにも興味があり、かなり迷いました。ちょうどそのこそ、私のクリニックに英国で研修された先生が来られ、話を聞き、同じころに英国家庭医療学会の方とも知り合い、自分の考えを伝えてアドバイスをもらい、現在のコースを選びました。ブレア前首相のヘルスアドバイザーに代表される優秀な教授陣がそろい、歴史もあり、また多数の優秀は人材を輩出しているところも魅力でした。

+αの道はどうであったか、何を学んだか

 医療提供者として診療所・病院にいては見えない、より大きな枠組みとしての医療や社会、医療政策・医療制度が健康に与える影響を理解できました。例えば、人口学的・社会的変化が健康に与える影響や、医療が健康に与えてきた影響を再定義して、政策がその文脈でどのように役に立つか・立たないかを確認する、今までの政策の形成過程や実行・評価に関する枠組みを提示し、応用する、など。加えて、教師もさることながら、経験豊かなクラスメートから教わることが多いのも魅力です。
…と書きましたが、大学院開始現在10週目。これからです。

今後どのようにキャリアを形成していくか

 健康に関わる政策の専門家として国会議員として政策立案・実施に関わるのが長期目標です。

自身のPR/ブログ・ホームページなど
「医師が国政を目指す。」http://blog.m3.com/Dotherightthing/
著書など
共著 葛西龍樹(編著)
スタンダード家庭医療マニュアルー理論から実践まで 永井書店 2005/2006
ご自身が紹介されたマスコミ媒体など
寄稿「日本で家庭医療専門医になる」週刊医学界新聞 2003年9月15日