3月18日20:47 【被災地から】
福島県いわき市について

11日、地震発生、内陸のため津波被害は受けず、余震に震えながら、入院患者さんと過ごす。
12日、津波被害情報入る。とにかくわが身(病院)の安全で手一杯。
13日、余震少しずつ減る。地震より、原発が心配だとの声が上がり始める。外来診療を強行。早くも避難所からの患者さんが来る。常用薬がないとの訴えに、できる範囲で対応。
14日、復興に向けて、各自最善を尽くそうとの空気が流れる。外来診療続行、救急車も1台受け入れる。
15日、朝から様子が一変。9時近隣薬局より「避難します」との連絡あり。「先生も早く逃げて下さい」と真顔で言われ、映画のシ-ンみたい。地震との違いは、逃げないと損というところ。外来患者さんもとにかく薬だけ下さい。これから避難しますという人ばかり。午後イソジンガ−グルを服用。エタノ−ルで酔ってしまった。東京からの指示はもちろん知っていたが、安全な所にいる奴が何を言ってると思った。
今日帰ると避難の渋滞に巻き込まれると思い、眠剤を飲んで寝る。夜、小雨が降り、汚染されるのかと思ってしまった。NHKの報道も考えもの。
16日、病院車で帰宅。ガソリン不足のため走行している車は少なく、日立、水戸まで国道を走る。水戸から高速に乗れ、(都内まで)6時間で帰った。情報が少ないため、パニックになりやすい。マイクロシ−ベルトはやめて、胸部レントゲン何枚分と伝えて欲しい。高速の上りだけ開いてあげれば、閉じ込められ感が減るのにと思う。
17日18日、東京で過ごす。緊急ステッカーとガソリンを手に入れ、明日朝、再びいわき市へ向う予定。
(いわき市の病院に勤める医師)


3月18日20:13
肺炎の予防に口腔ケアを

 震災後、歯科に何ができるか?
 1つは、歯型の照合による身元の確認、これは現地で、元の資料となる歯科医院のカルテも失われたりしてしまった中、必死に取り組まれているようです。
 これは歯科医師にしかできない特殊なことですので重要な活動と考えていますが、さらに多くの犠牲者を出さない、という視点では、「口腔ケアによる肺炎予防」があります。
 私自身も被災した阪神淡路大震災では、6000人余りの犠牲者が出ました。そのうち焼死、圧死などの直接死は5500人、それ以外の「震災関連死」が約1000人いたとされ、その4分の1は肺炎であったとされています。この辺りは、兵庫県の先輩である足立了平先生などが詳しいのですが、肺炎の要因として、劣悪な避難所での生活環境に加え、水不足による口腔清掃の不良、義歯の紛失なども関与していると考えています。
 歯科からアクションを起こそうともしていますが、現場の医師や看護師の理解、協力要請も不可欠と思います。
 被災者からすれば、歯医者がやって来て、「こんなときに歯を磨けと言われても…」が正直なお気持ちだと思います。そこで、医師やナースの介入に口腔ケアを含めていただくことが重要と思います。
 平時における口腔ケアの重要性は、幸い普及しつつあるように思います。むしろ、「このような非常時にこそ口腔ケア!」と考えてておりますが、いかがでしょうか?


3月18日18:34
避難所を大家族とみなして結核検診を

 このたびの大震災では、地震と津波と寒気が同時に押し寄せ、救急救命活動に携われている医療スタッフの皆様の活躍に大きな期待が寄せられております。皆様のご苦労に感謝を致すとともに敬意を表します。
 救急救命活動では救助された被災者の方々の外科的治療をはじめ、内科的救急治療や心的なフォローなど、様々な医療活動の急が求められています。その急に対応されることの必要性は当然ですが、一方では、忘れがちになりやすい慢性疾患もあります。その代表的なものに結核があります。その点について若干触れさせていただきます。
 多くの学校や公民館などの公共施設は多くの被災者が避難所として使用されていることでしょう。1カ所に500人とか1000人とかの集団避難生活者がいる場合、その中には結核患者もいるかもしれません。結核患者のいる家族は家族感染を心配して健診を受けますが、このたびの避難所では500人とか1000人とかの大家族と考えるべきと思います。避難住民の健康診断は状況がある程度落ち着いた後になされると思いますが、その健康診断の項目の中に結核検査もぜひ入れられることをお勧めします。
 16年前の阪神・淡路大震災の時、私は神戸市職員として震災復興事業の一部に携わってきました。結核対策部門という専門分野が私の仕事でした。被災住民の結核検診事業を健康診断の一部として保健所と一緒に行いました。避難所住民から2人の結核菌陽性者を早期に検出できて、集団発生を未然に防止できた経験は貴重だったと思っております。


3月18日17:08
救急総研が医療支援のマッチングを行っています

救急総研( http://qq-souken.org/ )にて
支援を希望する個人・法人、また支援を受けたい医療機関の
医療支援マッチングを行っています。携帯対応もしているそうです。
どうぞ、情報ソースとしてご活用ください。


3月18日 11:42 【被災地から】
今日も生きる

被災地の病院で働く友だちから来たメールです。以下にそのまま載せます。

石巻市の病院が壊滅的被害で、患者28人が津波で死亡。13人を当院で災害受け入れしました。
19時過ぎに到着し、患者さんもスタッフも泥だらけ。磯臭がして全身衰弱して震えており、外来待合室で食事や暖かい飲み物を提供して休ませました。
午前中は初診患者が沢山来院しPTSDや鬱など、特に海側からの患者が多かったです。「原爆が落ちた」と被害妄想の患者もいました。

現実を目の当たりにして凄く切なかったよ。
寒さや空腹を凌いで頑張って生きて助かった命は無駄にしちゃいかん。
死んだ人々の分まで生きなきゃいけないって思った。
職員も疲れや苛立ちやらで徐々に士気が低下しているのがわかります。
今後はシフトの見直しや福利厚生面の緩和など、職員に頑張ってもらえる体制を考えなくてはならない。

既に、覚悟を決めての退職届も出始めてます。それだけ、燃料不足で通勤できない職員がいるのです。家族と仕事の選択を決めるならと、辞表まで考えてる職員が増えてきているのです。

海側では治安がとても悪くなっているそーです。
建物にガラス割って物色したりとかなり治安悪いみたいです。
報道は助かった命を表にだしますが、上記のような報道はしないのです。

とにかく俺は助けを求めてやってくる患者を助けるだけです。
明日も頑張る。