フィリップス エレクトロニクス ジャパンは10月23日、リアルタイムでX線被曝量を表示できる医療用の小型線量計システム「DoseAware」を発売した。線量計の計測範囲は40μSv/時〜150mSv/時(誤差±10%)、150mSv/時(誤差±20%)となっている。

 価格はベースステーションと呼ぶ管理・表示ユニット1台、線量計1台、パソコン用の管理ソフト1本の基本セットで600万円。初年度に30セットの販売を見込んでいる。

フィリップスの医療用小型線量計システム「DoseAware」。左がベースステーション、右が線量計

 DoseAwareは、個人が携行する線量計が受けたX線量をベースステーションにワイヤレスで送信して管理・表示する。携行中の被曝量をただちに表示できるため、きめ細かな被曝対策や注意喚起が期待できる。従来は、ガラスバッジと呼ばれる蛍光ガラス線量計が用いられてきたが、専門業者が一定期間ごとに回収して線量を測定・報告する方式で、線量把握に時間がかかっていた。

 リアルタイムの線量把握のほか、過去の累積X線量の管理・表示も可能。線量計をパソコンに接続することでデータのグラフ化やレポート出力もできる。1台のベースステーションでは線量計を8台まで表示・管理できる。パソコン上では、添付の管理ソフトでは1台のみ、別売ソフトを用いた場合、制限はないという。