日医会館から出発する医薬品を積んだトラック。

 日本医師会は3月19日、東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手、宮城、福島の3県に、降圧薬、糖尿病治療薬、インスリン製剤など計10トンの医薬品を送った。米軍横田基地から仙台空港と花巻空港に、小牧空港から福島空港に輸送し、県医師会、郡市医師会らが避難所や医療機関に届ける。「被災地の医師会から各避難所には車で運ぶ。ガソリンは十分に足りていると聞いている」と日医常任理事の三上裕司氏は語った。

 日医は3月15日に日本製薬工業協会(製薬協)に協力を要請。約20社の製薬企業から無償提供を受け、10トン以上の医薬品が集まった。19日までに集まった医薬品8トン分を積んだトラックが、19日正午頃、日医会館から米軍横田基地に向けて出発した。

積み残した医薬品は、第2陣として送る予定。

積み残した医薬品は、第2陣として送る予定。

 日医会長の原中勝征氏は「製薬企業の協力により、短期間で思っていた以上に多くの医薬品が集まった。積みきれなかった医薬品もあるため、被災地と連絡を取り合い、改めて必要な医薬品を送りたい」と話し、既に第2陣を予定していることを明らかにした。

 出発前には参議院議員の足立信也氏も駆け付けた。「政府としても、医師会や製薬企業の皆さんの気持ちを安全に届けられるよう協力したい」と話した。

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