NPO法人ささえあい医療人権センターCOML(大阪市、辻本好子理事長)は、10月13、14日の両日、「医療者のホンネと悩みホットライン」を開設する。相談に直接答えるのではなく、院内では言い出しにくい悩みや、患者・市民に訴えたいことなど、医療現場の生の声を集め、現在の医療が抱える問題を探るのがねらい。同法人は、患者・市民を対象にした電話相談を行っているが、ここ数年、医療者からの相談が増えてきたことに対応する。

 ホットラインの開設は昨年に続き2度目。昨年は計26件の相談や意見が寄せられたが、対応に苦慮する患者に対して病院が組織として対策を講じておらず、現場のスタッフ任せになっているために、病院と患者との板ばさみになって悩んでいるという声が目立ったという。現状では診療報酬が低く小児科医が確保できないといった医療制度に対する意見や、未収金の回収策についての相談もあった。

 同法人事務局長の山口育子氏は「昨年は事前の予想より相談件数が少なかった。医療者には、相談しても何の解決にもならないというあきらめや、医療者以外の第三者に弱みを見せることに対するためらいがあるようだ。しかし、たとえ小さな声でも、現場が訴えなければ何も変わらない」と呼びかけている。

 同ホットラインは、10月13日(土)、14日(日)の午前10時から午後7時まで。電話06-6314-1652。問い合わせはcoml@coml.gr.jpまで。結果は個人情報を除いた上で、同法人の会報やホームページで公表される予定。