パリで開催された第15回欧州消化器病学会では、10月29日にオリンパス主催の「Small Boewl Experts Meeting」と題したイベントが開かれた。これは、既に欧州で2005年10月に発売されている同社の小腸用カプセル内視鏡の読影に習熟してもらおうと、既にカプセル内視鏡を使用している欧州の医師に参加者を限定して行われた。

 参加者2人につき1台、カプセル内視鏡のサンプル画像などが入ったパソコンが割り当てられた。まず、ドイツ・ハンブルグ大学のU.Seitz氏が解析画面について大まかに解説(写真)、その後、参加者の間で表示された画面を自由に早送り、巻き戻し、一時停止するなどして、症例検討を行った。

 症例検討の際には、U.Seitz氏のほか、フランス・Arnault Tzanck研究所のJ.F.Rey氏、ベルギー・Erasme病院のA.V.Gossum氏の3氏が講師役を務め、参加者の間を歩きながら手元を覗き込み、「このボタンを押すと画像をピックアップして所見を書き込める」「表示速度を遅くしてみると、異常所見を捉えやすい」などと、具体的なアドバイスを行った。

 最新の画像解析画面では、ピックアップした画像を静止画で一覧表示したり、ピックアップした画像のみを動画で再生することができる。こうした多彩な機能を実際に触れて学ぶことができるとあって、約70人程度が入る小さな部屋は、超満員の盛況だった。会場からは、「こうした形式のイベントをもっと開催してほしい」という希望も聞かれた。