胃癌を対象に抗VEGFR-2モノクローナル抗体IMC-1121BRamucirumab)とパクリタキセルを投与するフェーズ3試験が、年内に海外で開始される予定であることが明らかとなった。日本も参加する予定だが、フェーズ3に入るのは来年になる見通しだ。6月30日から7月3日にバロセロナで開催された第12回世界消化器癌学会で、国立がん研究センター東病院の大津敦氏が明らかにしたもの。

 大津氏は、「Which new targets are important in gastric cancer?」と題した講演の中で、胃癌を対象にした分子標的型抗癌剤開発の現状を紹介した。

 フェーズ3に入っているものには、セツキシマブ、ラパチニブ、パニツムマブ、エベロリムスなど、他の癌種で生存期間の延長効果が確認された製剤がある。フェーズ2には、c-Metチロシンキナーゼ阻害剤のARQ197など、フェーズ1/2にはスニチニブ、Axitinib、Cediranib、フェーズ1にはc-Metチロシンキナーゼ阻害剤のE7050、hsp90阻害剤のAUY922などがあることを示した。

 エベロリムスのフェーズ3試験であるGRANITE-1試験は、患者登録の半数が終了しており、年内には患者登録が完了する見込みだという。