今回のサンアントニオ乳癌シンポジウム(SABCS2013)でのホルモン受容体陽性乳癌に関する発表では、いかに上手にホルモン療法を使っていくかということが焦点となったと思います。

遺伝子検査で晩期再発リスクを層別化

 PAM50という遺伝子検査での再発リスク(ROR)スコアによって、閉経後ホルモン受容体陽性(ER陽性)患者の晩期遠隔再発リスクを層別化することで、ホルモン療法の延長が必要な患者を予測できる可能性が英国Queen Mary UniversityのIvana Sestak氏によって報告されました。

 まず晩期再発の定義ですが、術後補助療法が終了した5年以降の再発というよりも、5年の補助療法が終了してさらに1年以上たってから再発したものを晩期再発としている場合が多いようです。つまりホルモン療法が終わってからも1年くらいはその再発予防効果が継続しているという考え方です。一方、補助療法を始めて、最初の2年以内に再発した場合はde novo resistanceと呼び最初からホルモン療法が効かないタイプと考えられます。2年から補助療法終了後1年以内に再発した場合は獲得耐性と呼ばれ、ホルモン療法の過程のなかで耐性を獲得したタイプと考えられます。

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