転移性腎細胞癌治療において、数多くの分子標的薬が登場し、サイトカイン療法が中心だった時代に比べて格段に選択肢が増えてきた。しかし、大規模な臨床研究や試験から得られたエビデンスだけが腎細胞癌治療の指針となるのだろうか。

 4月25日から札幌市で開催された第101回日本泌尿器科学会総会の教育セミナー21「腎細胞癌有転移症例治療のPrinciple ─ AnecdotesとEvidences ─」(共催:塩野義製薬)では、山形大学腎泌尿器外科学講座教授の冨田善彦氏が、ヘテロな患者集団を形成する腎細胞癌においては、実地診療における1 例1 例の経験(anecdotes)を詳細に検討することで得られる知見も治療を選択する上で重要になること、そしてこの知見を確固たるエビデンスとして構築し、我が国から独自に発信するために、泌尿器科医が協力していくべきと強調した。

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