新しい分子標的薬が次々に登場したことにより、腎細胞癌の薬物療法はサイトカイン療法のみの時代から複数の治療法から最適の治療を選択する時代へと変化している。
 
 日本では2008年に、根治切除不能または転移性の腎細胞癌に対して受容体型チロシンキナーゼ阻害剤(RTKI)のスニチニブとソラフェニブが承認され、今年4月にはmammalian Target ofRapamycin(mTOR)阻害剤のエベロリムスの発売も開始された。今後はmTOR阻害剤のテムシロリムス、RTKIのパゾパニブとアキシチニブの早期承認にも期待がかかる。
 
 治療の選択肢が増えたことにより、分子標的薬のターゲットは、根治も視野に入れた予後の改善を目的として、手術と組み合わせる方向にも広がってきている。
 
 4月27日から30日に盛岡市で開催された第98回日本泌尿器科学会総会の教育セミナー「Optimizing Surgery and Systemic Therapy in the Treatment of mRCC」(共催:ファイザー株式会社)では、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部先端医療創生科学講座泌尿器科学分野教授の金山博臣氏が、転移性腎細胞癌の治療成績向上を目的とした「Presurgical/Neoadjuvant療法」において、分子標的薬をどのように使っていくべきかを解説した。
 
 

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(まとめ;日経メディカル別冊)