複数の受容体チロシンキナーゼを標的とするマルチキナーゼ阻害剤のスニチニブは、日本ではイマチニブ抵抗性の消化管間質腫瘍GIST)と根治切除不能または転移性の腎細胞癌(RCC)を適応症として2008年4月に承認された。

 同年6月の販売開始から6カ月間実施された全例調査によると、登録症例数664例中、副作用報告例数は347例、重篤な副作用報告例数は126例であった。報告例数が多かった副作用は、血小板減少、白血球減少、手足症候群、高血圧、甲状腺機能低下症などで、重篤な副作用の初回発現は投与開始から4週以内が最も多かった。全例調査と国内外の臨床試験の副作用発現状況に著しい違いはみられていない。なお、2009年4月3日の時点で登録症例数は1092例となっている。

 岡山市で開催された第97回日本泌尿器科学会総会の教育セミナー「Optimizing Outcomes with Targeted Therapy for Asian mRCC Patients」(座長:国際親善総合病院院長 村井勝氏)では、韓国National Cancer Center、Center for Specific Organs CancerのJinsoo Chung氏が、日本より2年早く腎細胞癌にスニチニブが承認された韓国の状況について、海外の状況と併せて解説し、泌尿器科医として考える今後の展望について話した。

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