尿路上皮癌に対する標準的な化学療法は、わが国においてはMVAC療法メトトレキサートビンブラスチンドキソルビシンシスプラチン)であるが、海外ではゲムシタビンとシスプラチンの併用療法(GC療法)が標準となっている。昨年、日本でもゲムシタビンの尿路上皮癌への適応拡大が承認された。GC療法は日本のスタンダードになるのか、いま注目されている。

 長年、GC療法の臨床試験を主導してきたデンマークCopenhagen University HospitalのHans von der Maase氏は、GC療法が局所進行・転移性尿路上皮癌のゴールドスタンダードであると強調する。加えて、安全性の観点から、4週間の投与スケジュールではなく、3週間の投与スケジュールを推奨する。第97回日本泌尿器科学会総会の教育セミナー「Chemotherapy in treatment of transitional cell carcinoma of the urothelium: past and present」で同氏は講演し、MVAC療法からGC療法に至った経緯と、生存改善のための化学療法後の追加治療(膀胱切除、放射線療法)の有用性、タンパク発現の予後因子としての可能性について言及した。

詳細はこちら(PDFファイルを別ウィンドウで開きます)