日本乳癌学会が発行する乳癌診療ガイドラインが2年ぶりに改訂された。

 このうち、化学療法の項目では、新たなクリニカル・クエスチョン(CQ)として、「ER陽性HER2陰性Ki67低値の乳癌に対して、周術期の化学療法は勧められるか」が設定され、再発リスクが高い患者には化学療法が推奨されることが示された。また、HER2陰性の転移・再発症例への1次化学療法に関するCQでは、アンスラサイクリンおよびタキサン無治療の転移・再発乳癌に対して、アンスラサイクリンまたはタキサンを含む治療が推奨されることに変更はないが、解説部分に「アンスラサイクリン・タキサン以外の単剤投与の検討」という項目が追加された。

 ガイドラインの改訂作業において特に議論が重ねられたこの2つのCQがどのような過程を経てまとめられたのか、第11回日本臨床腫瘍学会学術集会のイブニングセミナー「乳癌診療ガイドライン2013〜改訂までの道のりと上手な使い方」(共催:大鵬薬品工業株式会社)では、2人の演者が解説した。群馬県立がんセンター乳腺科の藤澤知巳氏(写真左)は「ER陽性HER2陰性Ki67低値の乳癌に対する術後補助化学療法について、近畿大学医学部腫瘍内科の鶴谷純司氏(写真右)はHER2陰性の転移・再発症例への1次化学療法に関して解説した。座長は、国立がん研究センター東病院乳腺・腫瘍内科の向井博文氏が務めた。

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