再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫(B-NHL)とマントル細胞リンパ腫(MCL)に対し、ベンダムスチンが日本で承認されてから2年が経過しました。臨床導入されてから間もないため、より有効で安全な治療を目指し、実地診療に即した知見を蓄積していく必要があります。

 第74回日本血液学会学術集会では、各地域や多施設共同の前方視的または後方視的な検討の報告が複数あり、単施設の経験にとどまらない報告であったことが印象的でした。また、世界に先駆けて行われた、再発・難治性びまん性大細胞型B 細胞性リンパ腫(DLBCL)に対するベンダムスチンとリツキシマブの併用療法(BR療法)の第II 相試験の結果も報告されました。この試験については今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)で発表されましたが、日本血液学会では初めて発表される重要な報告だったと思います。

前方視的な検討でも奏効率の高さを確認

 まず前方視的な臨床試験では、再発・難治性の濾胞性リンパ腫(FL)を対象として、BR療法のベンダムスチンの用量を120mg/m2として28日毎に投与した第II相試験の結果が報告されました。この試験はKanagawa Clinical Oncology Study Group(KCOG)によるもので、横浜市立大学大学院病態免疫制御内科学の萩原真紀氏らが発表されました。

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