複数の葉酸代謝酵素を阻害する葉酸代謝拮抗剤ペメトレキセドは、2009年5月、切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌(NSCLC)にも適応が拡大された。2010年10月には、日本肺癌学会肺癌診療ガイドラインの臨床病期IV期のNSCLCに関する部分が発表され、ペメトレキセドは進行期の非扁平上皮NSCLCに対し、高いグレードで推奨されている。

 11月3〜4日に広島市で開催された第51回日本肺癌学会総会のランチョンセミナー「NSCLCに対する治療戦略—ガイドラインをふまえて—」(共催:日本イーライリリー)では、国立がん研究センター中央病院呼吸器腫瘍科呼吸器内科外来医長の久保田馨氏が、IV 期NSCLCに対する臨床試験結果と治療戦略について解説した。

日本肺癌学会がIV 期のNSCLC の診療ガイドラインを発表

 今回改訂された日本肺癌学会肺癌診療ガイドラインは、2009年8月31日までに発表された文献をもとに作成された。推奨グレードは「A 行うよう強く勧められる」から「D 行わないよう勧められる」の4段階に分けられ、グレードの決定は、エビデンスレベル、エビデンスの数の大きさと結論のばらつき、臨床的有効性の大きさなどに基づいて行われた。


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