進行・再発乳癌では一部の症例を除いて治癒は困難であり、治療の目的は生存期間(OS)の延長と質の高いQOLの維持となる。そのためには腫瘍縮小による随伴症状の改善を早急に目指すとともに、治療に伴う副作用を最小限に抑える必要がある。

 進行・再発乳癌に対する治療選択肢は多く、放射線や骨修飾薬などを用いた転移部位別の治療がしばしば行われ、臨床試験も多く実施されている。しかし、現状ではベストといえる標準治療はなく、ガイドラインやコンセンサスに基づいた治療として行われているものの、目の前の患者にとって最良の選択肢なのかどうか、常に頭を悩ませることとなる。

 埼玉医科大学国際医療センター副院長、包括的がんセンター長で、乳腺腫瘍科教授を兼任する佐伯俊昭氏は、第20回日本乳癌学会学術総会のランチョンセミナー「多剤併用化学療法の利点と欠点」(司会:帝京大学医学部外科学主任教授・池田正氏、共催:日本イーライリリー株式会社)において、進行・再発乳癌に対する多剤併用化学療法を中心に、今年6 月に開催された米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)の最新データも含めて解説した。


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