ベンダムスチン(B)は、再発または難治性の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫(NHL)とマントル細胞リンパ腫(MCL)を適応症として、国内では2010年10月に承認されました。最近ではリツキシマブ(R)との併用療法(B-R療法)の有用性も示され、NHLに対するベンダムスチンの治療成績が蓄積されつつあります。

 第12回International Conference on Malignant Lymphoma(ICML2013)では、B-R 療法における感染症について、前向き多施設共同無作為化試験StiL NHL 7-2008の結果が初めて報告されました。ベンダムスチンは血球減少に特徴がある薬剤で、感染症が起こることは臨床経験からも認識していましたが、1000例を超える患者のデータは非常に貴重な情報だと思います。

 我々にとってベンダムスチンはまだ新しい薬であり、どのような使い方が良いのか検討しているところですが、中高悪性度NHLに対する効果も報告されています。ICML2013ではスペインのグループから、自家造血幹細胞移植(ASCT)の前処置としてベンダムスチンを用いるレジメンが有望であることが報告されました。また経口PI3キナーゼδ(PI3K δ)阻害剤のidelalisib(GS-1101)やブルトン型チロシンキナーゼ(Btk)阻害剤ibrutinibとの併用の臨床試験も進んでおり、ベンダムスチンの特性を生かした治療の範囲はさらに広がりそうです。

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