CD30陽性の再発または難治性の成熟型T細胞/NK細胞リンパ腫に、brentuximab vedotinが有効である可能性が明らかとなった。オープンラベル単群のフェーズ2試験で高い効果が認められた。6月19日から22日までスイスLuganoで開催された第12回International Conference on Malignant Lymphoma(ICML2013)で、米University of Texas MD Anderson Cancer Centerの大木康弘氏によって発表された。

 フェーズ2試験はCD30陽性の再発または難治性の成熟型T細胞/NK細胞リンパ腫患者に、brentuximab vedotinを3週おきに1.8mg/kg、病状が進行するか忍容不能な副作用が発現するまで投与された。

 主要評価項目は再発、難治性のCD30陽性非ホジキンリンパ腫に対する奏効率。副次評価項目は、CD30の発現と抗腫瘍効果の関係、腫瘍制御期間(奏効期間、無増悪生存期間)、安全性だった。

 患者は血管免疫芽球型T細胞性リンパ腫AITL)が11人、末梢性T細胞リンパ腫非特異型PTCL-NOS)が18人で合計29人が投薬を受けた。AITL群の年齢中央値は64歳(55-79)、PTCL-NOS群は65.5歳(33-83)。原発性に難治性だったのはAITL群が55%、PTCL-NOS群が56%、直近の治療に対して難治性だったのはAITL群が73%、PTCL-NOS群が50%、再発がAITL群は27%、PTCL-NOS群は50%だった。既全身治療レジメン数中央値はAITL群が2(1-4)、PTCL-NOS群が2(1-9)だった。

 試験の結果、完全奏効(CR)が6人(27%、AITLが4人、PTCL-NOSが2人)、部分奏効が2人(9%、AITLが1人、PTCL-NOSが1人)で、奏効率は36%(AITL群は50%、PTCL-NOS群が25%)だった。抗腫瘍効果は、低発現または不検出を含む幅広いCD30発現の患者で認められた。15人(AITL5人、PTCL-NOS10人)が投薬を継続している。サイクル数中央値はAITL群が4(1-10)、PTCL-NOS群が2(1-7)だった。

 多く見出された副作用は倦怠感(24%)、発熱(17%)、悪寒(14%)、食欲減少(14%)、末梢神経障害(14%)、皮疹(14%)で、グレード3以上のものは全体で28%発現し、悪寒(3%)、食欲減少(3%)、皮疹(3%)などだった。治療に関連したグレード3以上の副作用が7人で認められた。