リツキシマブとアルキル化剤の両方に難治性となった低悪性度非ホジキンリンパ腫に、PI3キナーゼδ阻害剤のidelalisibが有効である可能性がフェーズ2試験から明らかとなった。6月19日から22日までスイスLuganoで開催されている第12回International Conference on Malignant Lymphoma(ICML2013)で、フランスCentre Hospitalier yon SudのG.A.Salles氏によって発表された。

 フェーズ2試験は測定可能病変を持ち、リツキシマブとアルキル化剤で難治性の低悪性度非ホジキンリンパ腫患者125人を対象に、idelalisib150mgを1日2回増悪するまで連日投与した。患者の登録は2012年10月に完了した。主要評価項目は奏効率で、副次評価項目は奏効期間(DOR)、無増悪生存期間(PFS)、安全性、QOL。

 125人の年齢中央値は64歳(33-87)で、男性が80人(64%)だった。最も多かったのは濾胞性リンパ腫72人(58%)で、次いで小リンパ球性リンパ腫(SLL)の28人(22%)。7cm以上のBulky病変を持つ患者が33人(26%)存在した。前治療レジメン数の中央値は4(2-12)で、リツキシマブの投与経験のある患者は125人(100%)、アルキル化剤の投与経験のある患者は125人(100%)、ベンダムスチンの投与経験のある患者が81人(65%)、アントラサイクリン系抗癌剤の投与経験のある患者が79人(63%)、プリン誘導体の投与経験のある患者が42人(33%)だった。

 2013年2月のデータカットオフ時点で60人(48%)の患者が投与を継続されていた。中止した65人のうち31人は病気の進行によるもので、20人が副作用によるものだった。投与期間中央値は5.6カ月(0.6-19.4)。

 奏効率は53.6%(95%信頼区間:44.5-62.6)。完全奏効(CR)が5人(4.0%)、部分奏効(PR)が60人(48.0%)、minor responseが2人(1.6%)だった。DOR中央値は11.9カ月、PFS中央値は11.4カ月。

 多く見られた副作用は、下痢、倦怠感、咳、吐き気、発熱など。グレード3以上で多く見られた副作用は下痢(10%)だった。