再発・難治性マントル細胞リンパ腫に対し、レナリドミドリツキシマブの併用は忍容性があり、完全奏効が33%、奏効期間が約19カ月と効果が持続することが、フェーズ1/2試験で明らかになった。米M.D.Anderson Cancer CenterのMichael Wang氏らが、6月15〜18日にスイス・ルガノで開催された第11回国際悪性リンパ腫会議 (ICML2011)で発表した。

 マントル細胞リンパ腫は、B細胞非ホジキンリンパ腫のサブタイプで、R-CHOP療法が第一選択薬となっているが、再発・難治性のマントル細胞リンパ腫患者の予後は不良で、効果的な治療法が求められていた。

 フェーズ1試験は、再発・難治性のマントル細胞リンパ腫患者において、レナリドミドとリツキシマブの安全性を評価し、MTD(最大耐用量)を決定することを目的に行われた。フェーズ2試験では安全性と有効性が検討された。

 フェーズ1試験で、レナリドミドを段階的に10mgから25mgまで増量し、3週投与1週休薬のスケジュールで投与した。リツキシマブは週1回375mg/m2を4回投与した。DLT(用量制限毒性)は、1サイクル目に発生したグレード3/4の非血液毒性もしくはグレード4の血液毒性とした。

 1〜4レジメンの治療歴がある再発・難治性マントル細胞リンパ腫患者52人が登録された。フェーズ1試験は14人を対象に行われた。フェーズ2試験にはあらたに38人が加わり、フェーズ1試験からの8人と合わせ、計46人が対象となった。前治療数の中央値は2レジメン(1〜4レジメン)だった。

 フェーズ1試験の結果、DLTはレナリドミド25mgを投与した2人に認められた。1人はグレード3の高カルシウム血症、高尿酸血症、クレアチニン上昇だった。別の1人はグレード4の発熱(非好中球性)、低血圧、敗血症だった。このためMTDはレナリドミド20mgの3週間投与1週休薬と決定した。

 主なグレード3/4の血液毒性は、好中球減少の発生率がフェーズ1試験で11%、フェーズ2試験で18%、発熱性好中球減少がそれぞれ1%、1%、血小板減少が5%、25%、リンパ球減少が3%、7%だった。主な非血液毒性は、グレード3/4の倦怠感がフェーズ1試験で2%、フェーズ2試験で1%であり、フェーズ1試験ではグレード3/4の発熱が2%、高カルシウム血症が1%だった。

 フェーズ2試験における奏効率は57%で、完全奏効率は33%、部分奏効率は24%であった。奏効期間の中央値は18.9カ月、無増悪生存期間中央値は13カ月(8.3〜20.8カ月)。またフォローアップ期間中央値23.1カ月において、全生存期間中央値は25.1カ月だった。

 これらの結果から、「レナリドミドとリツキシマブ4回投与は、再発・難治性マントル細胞リンパ腫に対して有効で、持続的な寛解をもたらし、かつ優れた毒性プロファイルであった」とWang氏は述べた。