非ホジキンリンパ腫(NHL)と慢性リンパ性白血病(CLL)患者に対し、同種幹細胞移植の前に、リツキシマブとフルダラビンに加え、ベンダムスチンを1日に130mg/m2、3日間投与するレジメンは安全に施行でき、効果も高いことが、フェーズ1/2試験で明らかになった。米M.D.Anderson Cancer CenterのI. F. Khouri氏らが、6月15〜18日にスイス・ルガノで開催されている第11回国際悪性リンパ腫会議 (ICML2011)で発表した。

 試験は、同種幹細胞移植を行う日を起点とし、骨髄非破壊的前処置として、その5日前から3日前までベンダムスチンを1日に70〜130mg/m2投与した。フルダラビンも同日に30mg/m2投与。リツキシマブは13日前に375mg/m2を投与し、6日前と移植1日後、8日後に1000mg/m2を投与した。またタクロリムスとメトトレキサートをGVHD(移植片対宿主病)予防のために投与した。

 対象は再発性CD20陽性非ホジキンリンパ腫とCLL患者。年齢中央値は60歳(30〜70歳)で、CLLが6人、濾胞性リンパ腫が4人、マントル細胞リンパ腫が9人、びまん性大細胞性B細胞性リンパ腫が4人。前治療数の中央値は2レジメン、移植歴のあった患者は3人(13%)。血縁者間移植が15人で、非血縁者間移植が8人だった。

 ベンダムスチンは70mg/m2を2人に、90mg/m2を3人に、110mg/m2を3人に、130mg/m2を15人に投与したが、用量制限毒性は見られなかった。

 好中球数の最低値が500未満にならなかった患者が23人中14人(61%)で、GCSFを用いなかった患者が3人。血小板数の最低値が20000未満にならなかった患者が23人中19人(83%)、2度目の拒絶反応が非血縁者間移植を行った1人で見られた。

 完全奏効が18人(78%)、部分奏効が3人(13%)、不変が1人(4.5%)だった。フォローアップ中央値は8カ月(3〜25カ月)で、全生存率は92%、PFS率は79%となった。

 急性のGVHDの発生率は低く、グレード1が3人のみで、グレード2〜4はいなかった。慢性のGVHDが21人中1人(5%)だった。グレード3以上の感染症が12人、心血管疾患が2人、胃腸障害が1人、神経障害が1人だった。