進行濾胞性リンパ腫患者で、リツキシマブとMCP(ミトキサントロン、クロラムブシル、プレドニゾロン)併用療法(R-MCP)はMCP単独よりも、全生存期間(OS)において優れていることが、無作為化臨床試験OSHO#39の中央値7年のフォローアップの結果で明らかになった。成果は6月15日から6月18日までスイスルガノで開催されている第11回国際悪性リンパ腫会議(ICML2011)で、East German Study Group Hematology and Oncology(OSHO)を代表してドイツHELIOS Klinikum ErfurtのMichael Herold氏が報告した。

 試験は、未治療の進行期濾胞性リンパ腫患者201人を対象に、R-MCP群とMCP群を比較した。無作為化後、4週おきにMCP群にはMCP療法を、R-MCP群にはリツキシマブ(375mg/m2)とMCP療法を6サイクル行った。その後、完全寛解もしくは部分寛解の患者には引き続き2サイクル行い、さらにインターフェロンによる維持療法を行った。

 発表によると寛解率はR-MCP群(105人)が92.4%、MCP群(96人)が75%でR-MCP群の方が有意に高く(p=0.0009)、完全寛解率はそれぞれ49.5%、25%で、R-MCP群の方が有意に高かった(p=0.0004)。

 中央値で7年間のフォローアップにおいて、無増悪生存期間(PFS)中央値はR-MCP群が93カ月、MCP群が35カ月でR-MCP群が有意に長く(p<0.0001)、7年PFS率はそれぞれ55%、24%だった。無イベント生存期間(EFS)中央値はR-MCP群が90カ月、MCP群が27カ月でR-MCP群が有意に長く(p<0.0001)、7年EFS率はそれぞれ54%、22%だった。OS中央値は両群とも未到達で、7年生存率は79%と65%でR-MCP群が有意に高かった(p=0.0048)。濾胞性リンパ腫で死亡したのはR-MCP群が10人、MCP群が21人でR-MCP群で有意に少なかった(p=0.0154)。FLIPI(濾胞性リンパ腫国際予後指標)が中間リスクの患者では、7年生存率はそれぞれ87%、79%、FLIPIがハイリスクの患者ではそれぞれ70%、54%だった。

 2次がんの発生率は高くなく、R-MCP群が1.66%、MCP群で3.39%、両群合わせて2.51%だった。そのうち急性白血病/骨髄異形成症候群は1.12%となった。

 R-MCP群でIFNの維持療法を受けた患者の7年PFS率は66%、維持療法を受けていない患者は25%だった。MCP群でIFNの維持療法を受けた患者の7年PFS率は31%、維持療法を受けていない患者は0%だった。

 R-MCP群でIFNの維持療法を受けた患者の7年生存率は82%、維持療法を受けていない患者は68%だった。MCP群でIFNの維持療法を受けた患者の7年生存率は81%、維持療法を受けていない患者は43%だった。