大腸癌のステージIII患者には術後補助化学療法が推奨され、ハイリスクステージIIにおいても術後補助化学療法は考慮されていますが、コンセンサスはえられておりません。

 今年の欧州臨床腫瘍学会(ESMO)において、日本人の大腸癌術後補助化学療法に関する未解決の大きな問題のうち、至適な治療継続期間について1つの答えが明らかとなりました。根治切除後大腸癌を対象に、術後補助化学療法としてUFT/ロイコボリン(LV)経口療法の最適な投与期間を調べることを目的にがん集学的治療研究財団(JFMC)が実施した臨床試験、JFMC33-0502試験の結果が名古屋医療センター副院長の近藤建氏によって発表されました。

 この結果をみると、有害事象と効果から考えて、UFT/LV療法の6カ月間という治療期間が本邦におけるベストのレジメンと判断しています。

 また、もう1つの大きな問題であるステージIIへの適用の是非に関して、この5月からJFMCで特定研究 JFMC46-1201が始まりました。日本人の大腸癌術後補助化学療法のあるべき姿が明らかになりつつあると思っています。

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