今回のThe European Multidisciplinary Cancer Congress(EMCC2011)では、日本人の大腸癌術後補助化学療法について重要な発表がありました。根治切除を受けたIIB期、III期の日本人の大腸癌患者に術後補助化学療法として、経口ウラシル/テガフール配合剤であるUFTロイコボリン(LV)を少なくとも6カ月間続けることで、日本人にとって満足のいく結果が得られることが示されました。現在、日本でよく使われているレジメンの有効性が確認されたことになります。

 小樽掖済会病院院長の佐々木一晃氏によって発表されたJFMC33-0502試験の中間解析の結果、高い3年無病生存(DFS)率、3年全生存(OS)率が得られることが明らかとなったのです。

 大腸癌の術後補助化学療法には、解決すべき問題が二つあります。一つは、II 期の患者に適応すべきか。この問題については、現在さまざまな努力がなされています。もう一つの大きな問題は、補助化学療法の治療継続期間の問題です。この問題に取り組んでいるのがJFMC33-0502試験です。

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