進行MALT細胞リンパ腫レナリドミド単剤投与が有効である可能性が明らかとなった。フェーズ2試験の結果示されたもので、6月14日から17日にオランダアムステルダムで開催されている欧州血液学会で、オーストリアMedical University ViennaのBarbara Kiesewetter氏によって発表された。

 フェーズ2試験は、組織学的に進行MALTリンパ腫と判別された患者を対象に行われた。胃のMALTリンパ腫患者ではHelicobacter pylori除去療法に抵抗性(除去後12カ月たっても腫瘍に効果がなかった)であることを確認した。患者には28日を1サイクルとして、1日から21日目まで毎日25咾離譽淵螢疋潺匹魴亳投与した。3サイクル終了時点で病勢安定以上の効果が得られていた場合には、さらに3サイクルを追加した。非胃MALTリンパ腫については画像的評価を行い、胃MALTリンパ腫についてはGELA組織学的グレード判定システムで評価した。

 フェーズ2試験には18人の患者が参加した。男性が8人で胃のMALTリンパ腫患者は5人だった。4人の患者は自己免疫疾患を有していた。18人中11人はレナリドミドをファーストラインとして投与された。2人の患者が個人的な理由により最初のサイクルで試験から離脱した。16人が評価可能で、寛解率は69%、CRは6人、3人はSDとなったが2人は病状が進行し、そのうちの1人はびまん性大細胞リンパ腫になった。進行した2人の患者にはセカンドラインの治療が行われたが、1人はリンパ腫の増悪のため死亡した。残りの患者は観察期間中央値20.3カ月でリンパ腫の増悪、再発の兆候なく生存している。

 興味深いことに、1回目の評価よりも2回目の評価の方が効果が良かった患者が5人おり、2人の患者ではそれぞれ治療終了後5カ月、9カ月に最良効果が得られた。

 一方、副作用は管理可能で、血液毒性で多かったのは好中球減少症(グレード3が3人)、その他の副作用で多かったのは皮膚の発疹(掻痒ある、なしを含め、グレード1、2が5人、グレード3が2人で1人は入院治療を要した)だった。15咾悗療衢仁霧詐は3人の患者で必要だった。自己免疫疾患を有する患者で特に増加した副作用はなかった。