レナリドミドによる治療で再発、難治性となった多発性骨髄腫患者にpomalidomide、シクロホスファミド、プレドニゾンの併用療法(PCP)が有効である可能性が明らかとなった。フェーズ1/2試験で有望な結果が得られたもの。成果は6月14日から17日にオランダアムステルダムで開催されている欧州血液学会で、イタリアUniversity of TorinoのPalumbo A.氏によって発表された。

 研究グループはまず最大耐量(MTD)を決定するためにフェーズ1試験を行った。28日間を1サイクルとして、シクロホスファミド50?とプレドニゾン50?を1日おきに投与し、毎日1から2.5?に変えてpomalidomideを投与した。メインテナンス療法として、増悪するまでpomalidomide 2.5mgを毎日、プレドニゾン25?を1日おきに投与した。

 コホート1(pomalidomide 1.5?、4人)で1件の用量制限毒性(DLT、グレード4の血小板減少症)が出現、コホート2(1?、4人)はDLTなし、コホート3(2?、4人)はDLTなし、コホート4(2.5?、4人)で1件のDLT(グレード3の神経障害)、コホート5(2.5?、4人)で1件のDLT(グレード3の肝障害)、コホート6(2.5?、4人)で1件のDLT(グレード4の血小板減少症)が起こり、MTDは2.5?となった。フェーズ1でpomalidomide 2.5?を投与された12人中5人で少なくともVGPRが得られた。

 フェーズ2として、12人に加えて17人を登録し、pomalidomide 2.5?でフェーズ2試験が行われた。フェーズ2に参加した29人の年齢中央値は59歳(41-80)、ISSステージIが21%、IIが41%、IIIが4%、FISH法による解析でハイリスク群が21%、標準リスク群が52%だった。前治療はレナリドミドは全員、ボルテゾミブが72%、サリドマイドが17%だった。

 フェーズ2試験の結果、投与サイクル数中央値は4(1-6)で、29人全体でCRが7%、VGPR以上が28%、PR以上が65.5%だった。難治性患者11人ではCRが9%、VGPR以上が27%、PR以上が81%、再発患者18人ではCRが5.5%、VGPR以上が28%、PR以上が55.5%だった。観察期間中央値4カ月(2.8−9.3)で、無増悪生存期間、全生存期間とも中央値には到達していない。無増悪生存期間は高齢者、ハイリスク群患者で悪い傾向があったが有意差ではなかった。

 グレード4の血液学的毒性(5%超)は、好中球減少症(17%)、血小板減少症(7%)、グレード3/4の非血液学的毒性(5%超)は皮疹(10%、全部グレード3)、中枢神経障害(7%)だった。