現在、転移性腎細胞癌の治療に数多くの分子標的薬が使用可能となり、予後の改善に貢献しています。それぞれの薬剤の効果はこれまでに多くの臨床試験によって示されていますが、一方で、新しい薬剤の臨床試験は出尽くした感があるとも言えます。今年のEuropean Cancer Congress(ECC2013)では、「腎細胞癌治療において今後、新しいTKIは必要か」というテーマでディベートセッションが組まれていましたが、背景にはこうした状況があるのでしょう。

 しかしながら、分子標的薬をどのように治療に用いていくか、目の前の患者にどのような治療戦略を組んでいくかという点については、まだまだ分からないことが多いのが現状だと思います。

 この視点からECC2013を振り返ると、非常に興味深い発表がいくつかありました。その1つが、分子標的薬投与後の腫瘍の縮小率の違いで全生存期間(OS)が予測できるという発表です。

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