今回の米国血液学会(ASH)では、進行期の低悪性度B細胞性非ホジキンリンパ腫(B-NHL)またはマントル細胞リンパ腫(MCL)に対するファーストライン治療として、ベンダムスチンリツキシマブの併用療法(BR療法)と、標準治療であるR-CHOP(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾン)/R-CVP(リツキシマブ、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾン)療法を比較した北米のフェーズ3試験、BRIGHT試験の結果が発表されました。主要評価項目の完全奏効率(%CR)において、BR療法のR-CHOP/R-CVP 療法に対する非劣性が確認されました。

 同様の設定でBR療法を検討した臨床試験には、ドイツで行われたStiL NHL1試験があり、2012年の米国臨床腫瘍学会(ASCO)において、主要評価項目の無増悪生存期間(PFS)がBR療法群に有意な延長を認めたことが報告されています。今回のデータは、基本的にはStiL NHL1試験の結果を追認するものといえます。また今回、BR療法とR-CHOP/R-CVP療法は異なる毒性プロファイルであることも示されました。

BR療法を実臨床の位置付けに即してR-CHOP/R-CVP療法と比較

 BRIGHT試験の主要目的は、ファーストライン治療としてBR療法をR-CHOP/R-CVP療法と比較し、%CRで非劣性を検証することでした。独立効果判定委員会(IRC)による抗腫瘍効果判定には、悪性リンパ腫に対する国際ワーキンググループ(IWG)のRevised Response Criteria(Cheson BD, et al.: J Clin Oncol 2007;25:579-86)が用いられました。

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