高齢の未治療急性骨髄性白血病(AML)患者に抗CD33モノクローナル抗体製剤ゲムツズマブ・オゾガマイシン(GO)の低量分割投与と標準の化学療法を組み合わせて投与すると、標準の化学療法のみを投与したグループに比べて2年無イベント生存(EFS)率、2年全生存(OS)率が有意に改善した。オープンラベルの無作為化フェーズ3試験で示されたもの。成果は12月10日から13日にサンディエゴで開催されている米国血液学会(ASH)で、フランスHopital de VersaillesのSylvie Castaigne氏によって発表された。

 フェーズ3試験は、50歳から70歳の未治療AML患者を、導入療法として標準的な化学療法(ダウノルビシンを1日目から3日目まで1日あたり60mg/m2、Ara-Cを1日目から7日目まで1日あたり200mg/m2を投与)を受ける群(DA群、134人)、標準的な化学療法に加えて、1日目、4日目、7日目にGOを1日あたり3mg/m2を投与される群(DAGO群、137人)に割り付けられた。15日目で骨髄芽球が15%超残存していた場合、ダウノルビシンを1日目から2日目まで1日あたり60mg/m2、Ara-Cを1日目から4日目まで1日12時間で1g/m2、追加投与した。観察期間は3年間の予定だ。

 完全寛解(CR)/血小板数が10万以上回復しないこと以外は完全寛解基準に適合するCRpが達成できた患者には、地固め療法(DA群はダウノルビシンを1日目に60mg/m2、Ara-Cを1日目から4日目まで1日12時間で1g/m2投与、DAGO群はさらに1日目に3mg/m2のGOを加える)を2コース行った。試験の主要評価項目はEFS、副次評価項目は寛解率、無再発生存期間(RFS)、OSだった。

 導入療法でCRかCRpを達成したのは、DA群は139人中104人(75%)、DAGO群は139人中113人(81%)だった。

 DA群のEFS中央値は11.9カ月、DAGO群は19.6カ月、2年EFS率はDA群16.5%、DAGO群は41.1%で、ハザード比は0.57(95%信頼区間:0.42-0.77)、p=0.00018で統計学的に有意に改善していた。OS中央値はDA群が19.2カ月に対してDAGO群が34カ月、2年OS率はDA群が43.5%、DAGO群が53.1%で、ハザード比は0.70(95%信頼区間:0.50-0.99)、p=0.046で有意に延長していた。RFSも中央値はDA群が12.5カ月に対してDAGO群が28.1カ月、2年RFS率はDA群が21.7%、DAGO群が50.8%で、ハザード比は0.51(95%信頼区間:0.36-0.74)、p=0.00029で有意に延長していた。

 ただし予後不良の染色体型の患者に限定すると、EFS、OSの改善効果は見られなかった。

 副作用は、長期にわたるグレード3以上の血小板減少症がDAGO群で多く見られた。肝臓イベント、重度敗血症がDAGO群で多い傾向があったが有意な差ではなかった。集中治療室入院率は2群では差がなかった。