ドセタキセルによる化学療法施行歴がある転移を有する去勢抵抗性前立腺癌患者に対するアンドロゲン受容体阻害剤enzalutamideの効果は、75歳以上と75歳未満で同等で、どちらもプラセボと比較して全生存期間(OS)などに有意な改善が認められることが明らかとなった。無作為化国際共同プラセボ対照フェーズ3試験、AFFIRMの事後解析の結果示されたもの。2月14日から16日に米国オーランドで開催された2013 Genitourinary Cancers Symposium(ASCO GU)で、イタリアSan Camillo and Forlanini HospitalのCora N. Sternberg氏によって発表された。

 AFFIRM試験はドセタキセルを投与された経験のあるmCRPC患者を対象にした試験で、1日あたりenzalutamideを160mg投与する群とプラセボを投与する群に分けて行われた。enzalutamideを投与した群はプラセボ群に対して4.8カ月、OSが延長できることが明らかとなっている。

 今回の事後解析の結果、OS中央値は、75歳未満のenzalutamide投与群(601人)が未到達、75歳以上のenzalutamide投与群(199人)が18.2カ月で、75歳未満のプラセボ投与群(295人)が13.6カ月、75歳以上のプラセボ投与群(104人)が13.3カ月と、年齢に関わらずenzalutamide投与群のほうが有意にOSが改善していた。

 副次評価項目である画像的無増悪生存期間(rPFS)中央値は、enzalutamide投与群(75歳未満)が8.3カ月、enzalutamide投与群(75歳以上)が9.9カ月で、プラセボ投与群(75歳未満)が2.9カ月、プラセボ投与群(75歳以上)が2.8カ月と、年齢に関わらずenzalutamide投与群のほうが良かった。PSA値増悪までの時間中央値も、enzalutamide投与群(75歳未満)が8.2カ月、enzalutamide投与群(75歳以上)が8.4カ月で、プラセボ投与群(75歳未満)が3.1カ月、プラセボ投与群(75歳以上)が2.9カ月と、年齢に関わらずenzalutamide投与群のほうが良かった。

 副作用は、75歳以上と未満で大きな差はなかった。