今回の米国臨床腫瘍学会(ASCO)では、大腸癌の日常診療に影響を与える可能性があることからその結果が注目されていた、分子標的治療薬の使い分けに関する発表がありました。一方、胃癌領域ではフェーズ3 試験の発表がいくつかありましたが、ポジティブな発表はなく、少しさびしい内容でした。

FOLFIRIとの併用においてセツキシマブはベバシズマブよりもOSを延長

 まず最も注目を集めたのはFIRE-3 試験です(演題番号:LBA3506)。試験の名前のごとく、世間に火をつけた試験ではないかと思います。この試験は、KRAS野生型の切除不能な大腸癌に対するファーストラインとして、FOLFIRI+セツキシマブ(セツキシマブ群)とFOLFIRI +ベバシズマブ(ベバシズマブ群)を比較したフェーズ3試験です。

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