今年の米国臨床腫瘍学会(ASCO2012)での膵癌に関する発表は、今すぐ日常臨床に応用できるような知見が得られたものは少なかったのですが、膵癌化学療法の新しい選択肢の候補として今後の結果が期待される臨床試験の演題がいくつか発表されました。

CONKO-001試験の追跡結果から予後予測因子を探索

 開発中の新薬の話題の前に、まずCONKO-001試験の追跡結果から長期生存にかかわる予後予測因子を探索した報告について触れておきたいと思います。

 膵癌に対する術後補助化学療法として、現在、ゲムシタビンが標準治療となっていますが、その根拠の1つとなっているのが、ドイツで行われたCONKO-001試験です。CONKO-001試験は、膵癌切除術後の患者368人を、術後補助化学療法としてゲムシタビンを投与した群(186人)と経過観察群(182人)に割り付け、観察するというものでした。


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