CD20陽性の悪性リンパ腫の治療において、リツキシマブはキードラッグであり、抗体製剤としても基盤となる薬です。リツキシマブと細胞傷害性薬剤を組み合わせ、R-CHOP(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)やR-CVP(リツキシマブ、シクロホスファミド、ビンクリスチン、プレドニゾロン)など、さまざまな併用療法が開発されてきました。

 ただし、濾胞性リンパ腫(FL)などの低悪性度B細胞リンパ腫は、病期がI期で放射線治療のみで治療できるケースを除き、治癒を得ることは困難です。また診断時の年齢は多くが60歳以上で、高齢化社会に伴い、心疾患や糖尿病などの悪性リンパ腫以外の疾患を合併する患者さんが増えることが予測されます。したがって、全生存期間(OS)と無増悪生存期間(PFS)を改善するだけでなく、副作用が少なく、悪性リンパ腫以外の疾患の管理に影響しない治療が必要になります。

 このような治療が望まれる状況において、今回のASCOでは、ベンダムスチンが細胞傷害性薬剤の中でキードラッグの一つとなったことが示唆される複数の報告がありました。

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